不確実な世界における素朴な信仰心が研究テーマである。現実世界には、個人が合理的な努力を尽くしても予測や統制ができない場面が無数に存在する。そのような状況の中で、未来を信じて前向きに生きるためには、不安を 吸収し、現実世界に対する統制感を維持する必要がある。信仰心は、そのために獲得されてきた心的機能の一種だと言える。当研究室では、信仰心と精神的健康や適応的行動との関連について、質問紙調査や実験法を用いた実証的な研究を行っている。

社会心理学、社会的認知

名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程修了、博士（学術）

中京大学、愛知淑徳大学、東海学園大学非常勤講師を経て本学准教授｡