我々は、自分の価値観を「普遍的なもの」と捉えがちである。しかし異文化に接したとき、その「普遍」であったはずのものが、それが位置づけられる社会や文化を背景とした多様性にあふれたものであることに気づかされる。本研究室では、ベトナムを中心とする東南アジア諸社会を対象地とした人類学的フィールドワークを通じて、現地の人びとの生活世界を構成する様々な事象について、人びとの視点に基づき総合的に理解し、世界の「普遍的なもの」の再考を目指している。

文化人類学、東南アジア地域研究、ジェンダー研究

総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程、博士（文学）

国立民族学博物館外来研究員、京都外国語大学国際言語 平和研究所客員研究員、JICA長期派遣専門家を経て、令和6年4月から本学准教授