1 取得できる教員免許状

2 教員養成の目標及び当該目標を達成するための年次計画

2.1 教員養成の目標

　東亜大学は，「他人のために汗を流し一つの技術を身につける」「地域に行きグローバルに考える」「友と出会い友と生きる」を教育理念としており，広い教養と豊かな人間性を育む人間教育を行う「真の実学教育」を目指して，国際的でグローバルな視点を持ち，地域社会との関わりや実習体験を通して課題探求と問題解決の高い能力を持った人材を育成しています。
　教職課程ではこうした建学の理念に則り，教師に求められる専門的知識と技能の教授に加えて，教師としての姿勢や教職に対する情熱を育み，幼児・児童・生徒の成長・発達に資する人材育成を目指しています。

2.2 到達目標と年次計画

2.2.1 心理臨床・子ども学科

【1年次】

• 教職に関する基礎的素養（保育・幼児教育および初等教育，ICT活用法）を習得する。
• 現代教育に関わる基礎的素養（語学，日本国憲法含む）を習得する。
• 教職の意義及び教員の役割について理解する。
• 学生自ら教職キャリア形成を展望する。
• 体験実習を通じて教育現場について理解を深める。

【2年次】

• 保育領域・教科に関する専門的事項について，基礎的知識を習得する。
• 教育理念を理解するとともに、道徳教育・特別支援教育の理論と方法を習得する。
• 教育の思想や制度，学校・学級運営について専門的知識を習得する。
• 子どものこころの発達を理解し、教育心理学の理論と応用実践の方法を習得する。

【3年次】

• 保育内容・各教科の指導法について専門的知識と視点を理解する。
• 教育方法の原理や学習指導要領の趣旨を理解し，保育・授業計画の設定方法を修得する。
• 子どもの発達と学習の過程を理解し，生徒・進路指導の理論と方法を習得する。
• 教育相談の意義と位置づけを理解し，カウンセリングの基礎的技能を習得する。
• 子どもの「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の資質能力育成の方法を修得する。

【4年次】

• 教育実習の経験と反省をもとに，幼稚園教諭・小学校教諭に求められる包括的な実践力と理論的な裏付けについて新たに認識し，自らの技能と資質のさらなる向上に努める。
• 教職実践演習を通して，教員としての適性や資質の総点検を行い，教育現場の課題に教員として主体的に取り組むことができるようになる。

2.2.2 スポーツ健康学科

【1年次】

• 教職に関する基礎的素養（スポーツ・語学・情報）を習得する。
• 現代教育に関する基礎的素養（日本国憲法含む）を習得する。
• 教職の意義及び教員の役割について理解する。
• 学生自ら教職キャリア形成を展望する。

【2年次】

• 教科内容（保健体育）について、自主的な学習を開始し、基礎的知識と視点を理解する。
• 教育理念を理解するとともに、道徳教育・特別支援教育の理論と方法を習得する。
• 子どものこころの発達を理解し、教育心理学の理論と方法を習得する。

【3年次】

• 教科内容について、専門的知識と視点を理解し、教育実習に向けての準備をはじめる。
• 子どもの発達と学習の過程を理解し、生徒・進路指導の理論と方法を習得する。
• 教育における歴史について理解するとともに、教育制度や学習指導要領を理解する。
• 教育相談 (カウンセリング含む)の理論と方法を習得する。
• 特別活動や総合的な学習の時間のことを理解し、指導法を習得する。

【4年次】

• 学校教育現場での実際を体験的・総合的に理解し、自己の課題を自覚し、実践的指導力の向上、教育実践研究への意欲と態度を身に付けている。
• 4年間の講義や教育実習をふり返り、教師の資質・能力について省察し、今後身に付けていくべき力量と目指す教師像について考えることができる。
• 教職実践演習の学修を通して講義、演習、実習で得た知識・技術を総合し、教員としての実践的指導力を発揮することができる。
• 本学の教員養成に関する理念や、目指す教員像に合致した教員としての使命感や責任感、教育的愛情等を再確認し、教員としての義務や責任について理解している。

2.2.3 アート・デザイン学科

【1年次】

• 中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員にふさわしい基礎的な資質と素養（基礎造形、基礎デザイン、絵画など）を身につける。
• 中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員に要求される技能や、修めるべき領域の広がりについて理解を深める。
• 教職の意義や美術科教員としての使命について理解するとともに、教職キャリアについて展望することができるようになる。

【2年次】

• 子どもの発達と学習過程の理解に立って、中学校・高等学校の美術科や高等学校工芸科の授業における適正な教授方法を考えることができる。
• 中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員にふさわしい教養（日本美術史、西洋美術史、近代デザイン史、工芸論など）を身につける。
• 中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員にふさわしい専門的な技能と資質（油絵、彫刻など）を身につける。
• 中学校・高等学校の美術や高等学校工芸に関する基礎的な教科指導方法を習得する。

【3年次】

• 学習指導要領に対する理解を深め、中学校・高等学校の美術や高等学校工芸に関するより発展的な教科指導方法を習得し、教育実習に向けての準備をはじめる。
• 中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員にふさわしいより専門的な技能と資質（グラフィックデザイン、彫刻、陶芸、CGなど）を身につける。
• 中学校・高等学校の美術科や高等学校工芸科の授業が持つ文化的・社会的役割について理解を深める。

【4年次】

• 教育実習の経験と反省をもとに、中学校・高等学校美術科教員、高等学校工芸科教員に求められる包括的な実践力と理論的な裏付けについて認識を新たにし、自らの技能と資質のさらなる向上に努める。
• 教育実習事前事後指導、教職実践演習を通して、教員としての適性や資質の総点検を行い、教員として教育現場に立つという課題により主体的に取り組むことができるようになる。

3 教員養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目

3.1 組織

　教職課程を運営し、教員養成に関する事項を審議するための組織として「教員養成運営委員会」を設定しています。構成員は、副学長を委員長として、（1）教職課程主任、（2）課程認定を受けた学科から選出された専任教員、（3）教学部委員１名です。

3.2 教員の数

3.3 担当教員一覧 到達目標と年次計画

　教育の基礎的理解に関する科目等を担当する教員は次のとおりです。各教員が有する学位及び業績については本学HPの「教員総覧」で公開しています。

その他の教職課程科目を担当する教員は、下記で確認することができます。

１）授業科目
「4 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間授業計画授業科目」で各免許状の授業科目を確認することができます。

２）教員名
授業科目の担当者は本学HPの「シラバス」で公開しています。

３）教員の学位及び業績
2)で確認した教員の学位及び業績については本学HPの「教員総覧」で公開しています。

4 教員の養成に係る授業科目，授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間授業計画授業科目

	2019年度	2020年度 2021年度	2022年度から
領域及び保育内容の指導法に関する科目 教科及び教科の指導法に関する科目
教育の基礎的理解に関する科目等 大学が独自に設定する科目
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目

　科目ごとの授業方法及び内容，並びに授業計画は本学HPの「シラバス」で公開しています。