東亜大学は「国際的な場で学術的な研究・教育を実施し、他人のために汗を流し、一つの技術を身につけた人材の養成を目的とする総合大学を目指す」ことを建学の理念として、1974年に開学しました。創立50周年を迎えた現在、3学部7学科23のコースと専攻、大学院4専攻博士前期・後期課程、通信制大学院3専攻修士課程をそなえるにいたりました。
東亜大学が教育の中心にすえてきたのは、専門的な技能を備えた高度な職業人養成と、豊かな教養教育という2つの軸からなる総合的な人材育成です。実学教育とリベラルアーツの融合と言い換えてもいいでしょう。
多様な国家資格、各種免許の取得に関わる教育プログラムは、卒業後のキャリア形成に直結するものです。これにくわえて、人間科学、医療、芸術の広範な領域にまたがる専門教育は長い人生を支える広い視野と問題解決能力を養います。さらに専門的に学びを深めたい学生には、大学院博士後期課程までつづく真理探究の道が開かれています。
また、東亜大学という校名が示すとおり、本学は東アジアに位置する大学であることを強く意識した教育、研究を行っています。大学が所在する下関は、先史時代から近現代にいたるまで、日本列島とアジア諸地域を結ぶ玄関口でした。現在、本学では11カ国から集まった留学生が多数学んでいます。海外協定校とのネットワークを活用し、本学が異文化理解・交流の拠点になるよう国際化を積極的に進めています。
変化の早い現代において、明日を切り拓くしっかりとした実力と、より長期的な視野にたち学び続ける姿勢を涵養することが重要です。東亜大学は教職員をあげて、学生の皆さんが充実した学生生活を送ることができるよう努めてまいります。