ただ物を作ればよい、という時代ではない。

大学院を目指すみなさんへ

東亜大学は、大学院総合学術研究科を併設しています。学部卒業後、大学院にすすんで、専門性をさらに高め、高度な専門的知識や技能を修得し、修士号をもって高度専門的職業人として活躍する人材を育成するためです。また博士課程を修了して大学などの高等教育機関あるいは各種の研究所、研究施設において、研究職につく課程も用意しています。人類の歴史は、農業社会、工業社会とすすみ、21世紀を迎えて、第三の社会、知識社会に突入しました。農業も工業も知識社会のなかに組み換えられる時代になりました。ただ物を作ればよい、という時代ではありません。そのような時代には、様々なレベルの知識の運用が必要であり、そのような知識や運用の仕方を習得する大学、とりわけ大学院のはたす役割は小さくありません。東亜大学の大学院は1992年の設置以降、数多くの修士や博士を世に送り出してきました。彼らは、大学院で得た知識と資格を最大限に活用して、社会の第一線で活躍しています。大学院でさらなる研究をすすめるためには、学部在学時からの基礎的な学びや社会人としてえた経験を学問的な高みにつなげられるよう問題意識をもつことが大切です。また、学部在学時代から基礎的な学問を修得するよう心がけてください。

通学制大学院博士前期課程・博士後期課程

医療科学専攻

生命現象を医学・工学の立場から総合的に研究します

コメディカルスタッフの専門的な教育を実践し、臨床工学技士、管理栄養士または栄養士の各分野において最新の知識と技術を身につけて、医療の現場で指導的立場につくことのできる人材を養成します。さらに、科学的方法で創造性のある研究を自立しておこない、国際的視野をもち、教育・研究の分野で指導的立場につくことができる人材を養成します。

人間科学専攻

学際的な研究を遂行できる高度な専門職業人と研究者を養成します

人間科学専攻は、人間学分野(哲学・倫理学)、東アジア研究分野(文化人類学・歴史学・経済学・言語教育)、健康・スポーツ科学分野から構成されています。人文・社会・自然科学領域を俯瞰する総合的にかつ深い視座をもって自立的に研究を遂行する人材を養成します。複眼的視点をもって、自らの専門研究のなかに学際的な研究の可能性を開拓する高度な専門職業人と研究者を養成します。

デザイン専攻

情報化や環境の変化に対応し、デザイン的思考のもとに社会創造に取り組む実践者になります

デザインを多角化した観点からとらえ、様々な手法による表現的方法と実験を指導する人材を目指し、総合的にデザイン芸術を考え、情報メディア社会の未来のあり方を研究する人材を養成します。

臨床心理学専攻

「こころの問題」を扱うプロフェッショナルの養成

臨床心理学専攻では公認心理師試験に対応したカリキュラムを展開し、また日本臨床心理士資格認定協会第一種指定大学院として、医療、教育、福祉など多様な領域の臨床現場で高い専門性を発揮することができる公認心理師・臨床心理士の育成を目指します。さらに公認心理師・臨床心理士の指導や、大学や研究機関で教育・研究をおこなうことができる教育者および研究者の養成を目的としています。

総合学術研究科の特色

●総合学術研究科と授業科目の配置

開設された全授業科目を医療科学専攻(医療工学分野、栄養学分野)、人間科学専攻(人間学分野、健康・スポーツ科学分野、東アジア文化研究分野)、デザイン専攻、臨床心理学専攻の4専攻にわけて、それを集約して総合学術研究科とします。院生は水平思考的に人文社会系、自然科学系にわたる学術を修得したうえで、一つの専門を選択し、深くその分野の独創的研究をして「修士または博士」の学位を取得します。

●未来社会を担う人材養成

未来社会において研究者として、教育者として、また企業の指導者として活躍できる人材の養成機関として、新しい研究システムを構築しています。

●理性と感性の融合

理性と感性の融合が未来社会の要請であり、かつ、それが研究文化の目標であると建学の理念に定め、文学・人間科学・理学・工学・農学・デザインが互いに深く関わる研究システムを提供しています。

通信制大学院修士課程

法学専攻

高度な法律的専門知識を有する職業人を養成します

法学専攻は、民事法学および公法学が対象とする諸法のうち主要な法分野につき、その本質と運用を学修することにより、複雑化する社会において活躍できる高度な法律的専門知識を有する職業人を養成することを目的とします。
税理士試験免除の制度に対応し、税法に属する科目に関する研究により修士の学位を授与された者は、税理士試験の税法に属する2科目が免除され、多くの修了生が、法律全般を学修した税理士として社会で活躍しています。

人間科学専攻

人間と社会を広い視野から見つめる人材の育成を目指します

人間科学専攻は、人間学分野(哲学・倫理学)、東アジア文化研究分野( 文化人類学・考古学・地理学・歴史学)、健康・スポーツ科学分野、看護・医療安全科学分野から構成されています。高度専門職業人の育成とともに生涯学習の継続という社会的な要求にも対応していきます。専門知識をえるばかりでなく、人間や社会に対する深い洞察力を、各専門分野の教員の指導によって獲得します。

デザイン専攻

総合的な思考や創造性を養い、未来社会の要請に応えます

教員やデザイナーとして働きながら、高度情報化、環境問題など様々な諸相を示す今日のデザインを取り巻く環境を踏まえ、ブロードバンド講座を通してデザインを多角的に把握します。

通信制大学院概要

●通信制大学院の設置趣旨

東亜大学大学院では、大学院発足当時より放送メディアによる教育研究の環境づくりをすすめてきました。すでに1999年4月より大学院教育レベルの公開講座を開始しています。これらの教育研究の環境を新機軸とし、通信制のみの大学院修士課程(2年)を設置しました。

●目的

放送と通信を活用し、双方向コミュニケーションの場の確立した研究システムと学習システムにもとづいて、未来社会が要請する理性と感性の融合による文化創造すなわち総合学術研究の場を提供。院生がそれぞれの職場、生活の場を離れることなく専門的学識を深められます。

●学位

本研究科は2年制の修士課程(最長4年)であり、授与する学位は次の通りです。◎法学専攻 修士(法学) ◎人間科学専攻 修士(人間科学) ◎デザイン専攻 修士(芸術)