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2010年度 出張講義 テーマ一覧

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人間科学部 人間社会学科

心理臨床コース

1 心理学入門

(1) 心理学はじめの一歩 ~心の科学を理解する~
幸か不幸か「心理学」という学問は高校までのカリキュラムに存在しません。そこで毎年多くの大学新入生が、過大なる期待と誤解を胸に秘めて教養科目の心理学を受講してきます。曰く、「心理 学を勉強すると他人の心が手に取るようにわかるようになりますか?」「友だちの悩みを解決してあ げたいのですが、心理学を学べば可能ですか?」等々。中には「私の血液型を当ててみてください!」 と言う挑戦的な学生まで現れて、ココロの準備のできていない当方が面食らうこともあります。で はいったい心理学とはいかなる学問なのでしょうか。この講義では「科学としての心理学」をでき るだけ正確に伝えることが目的です。本講義が高校生の皆さんの進路選択の一助となれば幸いです。

講師 古満 伊里


2 臨床の心理

(1)「こころ」を表現してみよう!
日常でも「ブルーな気持ち」や「ばら色の気分」など、「こころ」を色でたとえることがよくありますよね。心理療法の1つに「表現療法」と呼ばれる分野があります。「表現療法」では、絵や粘土 などさまざまな道具を使って、「こころ」をいろんな色や形で表現します。「こころ」を表現してみ ると、日頃気づかなかった大事な気持ちに気づいたり、気分がスッキリしたり、こころが元気にな ることもあります。一緒に絵を使った簡単な「表現療法」を体験してみましょう。

講師 桑野 裕子

(2)こころの整理法(クリアリング・ア・スペース法)
私達は日々の生活の中で、「小さな気がかり」をたくさん抱えながら暮らしています。「ちりも積れば山となる」ではありませんが、「小さな気がかり」も溜まると私達を息苦しくさせてしまいます。 「こころの整理法」では、「小さな気がかり」を整理して、「ちょっと置いておく」ことにより、心 に適度なスペースを作り出します。人は余裕が生まれ、ほっと一息つくことができると、エネルギ ーが溜まってくるものです。お部屋の整理をするように、一緒に「こころの整理」を体験してみませんか?

講師 桑野 裕子

(3)カウンセリング・マインドを身につけよう!
カウンセリング・マインドとは、「人間関係を大事にする姿勢」のことです。具体的には「相手に温かい関心を持つこと」「共感しながら話を聞くこと」「素直であること」の3つの姿勢です。「いつ でもどこでもカウンセリング・マインド!」という必要はありませんが、時々そのような姿勢をと ることで、人間関係がぐっと円滑になることがあります。カウンセリング・マインドの詳しい説明 とともに、実際に体験してみましょう。

講師 桑野 裕子

 

(4)家族をシステムとして支援する
たとえば子どもが不登校になったとき、その原因を子どもに求めるのではなく、家族のあいだのコミュニケーションのありかたに問題があると考え、子どもを含む家族全体に働きかける心理療法 があります。これは家族療法と呼ばれ、家族をひとつのシステムとしてとらえています。家族のコ ミュニケーションをほんの少し変えることが家族の問題解決につながることを、具体的な仮想例か ら考えていきます。

講師 桾本 知子

(5)アサーションの達人になる
断りたいのに断れない、ついきつい言い方をしてしまう、人に頼み事ができないなんてこと、ありがちですよね。相手を傷つけることなく、自分の気持ちや考えを率直に表現することは、思いの 外難しいものです。でも、アサーションを身につければ大丈夫!アサーションとは自分も相手も大 切した自己表現のやり方です。でも、単なるスキルではありません。あなたもアサーションの達人 になって、さらにイキイキした自分に出会いませんか?

講師 桾本 知子

(6)なぜいじめは起きるの?
「いじめ」は人としての尊厳を傷つける重大な問題であり、いじめられる相手に深刻なダメージを与えます。なぜいじめは起きるのか?この問題に心理学者はいじめ加害者の内面に焦点を当てた 取り組みをしています。最新の研究により、関係性攻撃という攻撃のタイプと共感性の乏しさがい じめ加害に関わっていることがわかってきました。では、どうすればいじめをなくすことができる のでしょうか。心理学がいじめ加害問題に挑みます。

講師 桾本 知子

(7)不安に負けないための心理学
「不安は嫌なもの」「不安なんて感じたくない」と思っている人は多いことでしょう。しかし、不安は私たちの生命を危険から守るために必要な感情です。しかし、それが行き過ぎてしまうと不安 障害となってしまいます。本講義では、不安を喚起する原因、不安に伴う身体的な反応について説 明することで、一般的な不安と病的な不安の違いについて論じます。また、不安を感じやすい人と 感じにくい人の違い、不安に打ち勝つためのちょっとした方法についてお話しします。

講師 藤原 裕弥

 

3 教育・発達の心理

(1)子どもをダメにする完全主義 ~7割できればヨシとする~
「100 点じゃなかったのは残念だね」と慰めるならまだしも、「100 点でなければ 99 点も 0 点も同じこと!」などと叱られてしまうと、子どもたちは本当に困ってしまいます。「私は完全主義者だ」 などと主張することも一見カッコよく聞こえるのですが、もしもそれが本当なら、その人は心理学 的には大変困った問題を抱えていることになります。完全主義者とは「理不尽で到達不可能なほど に高い基準を持ち、その不可能な目標に向かってたゆみない努力を継続し、自らの価値を生産性あ るいは成果のみで推し量ろうとする人々」であり、近い将来にうつ病や神経症に悩まされることになるかもしれません。本講義では完全主義の病理を解説し、7割主義の気楽な生き方を提案します。

講師 古満 伊里

(2)「やる気」の心理学
「向き不向きより前向き」という言葉があります。熱意を持って夢中で何かに取り組んだとき、人は素晴らしいパフォーマンスを発揮します。一方、「やらなきゃとは思うんだけど、どうしてもや る気にならない」という場面にも日常しばしば遭遇します。人はどのような状況においてやる気を 起こし、積極的に生きようとするのでしょうか。心理学の力で解き明かしてみましょう。

講師 具志堅 伸隆

(3)赤ちゃんの神秘
赤ちゃんと聞いて、どんなことをイメージしますか?『何もできない無力な存在』だと思っていませんか?だとしたら、それはとんでもない誤解です。心理学は赤ちゃんがとてつもない能力を備 えて生まれてくるのだということを明らかにしつつあります。あなたは信じられますか?赤ちゃん は『ものまね』ができます。『物理』がわかります。『地球上の全ての音声』を聞き分けることがで きます。『サルの顔』を見分けることだってできるのです。まだ言葉を話せない赤ちゃんの心を、心 理学者はどのようにして読み解いていくのでしょうか?この授業では、そんな赤ちゃんの神秘と心 理学者の挑戦をご紹介します。

講師 具志堅 伸隆

(4)遺伝子と心
人間科学の研究は、遺伝子がもつ驚くべき力を明らかにしつつあります。遺伝子は、私たち一人一人のものの考え方、感じ方、能力や性格、感情や欲求、そして社会生活の営みなどに、大きな影 響を与えているらしいのです。この授業では、一卵性双生児の不思議な研究などを紹介しながら、遺伝子と心の関係について考えます。人がそれぞれに持って産まれる『遺伝子という宝物』の力を発揮させるにはどうすればいいのか?遺伝子がもたらす『幸せ』とは何か、ということまで迫っていきます。

講師 具志堅 伸隆

(5)才能を科学する ~天才の心理学~ 人にはそれぞれさまざまな能力が備わっています。中には、ある分野に超人的な能力を発揮して、
それまで誰も考えなかったような新しい発明や発見を創造する「天才」がいます。天才ってどんな 人物なのか。その能力はどこから生まれるのか?天才の心の中はどうなっているのか?アインシュタインやエジソン、レオナルド・ダヴィンチなどの偉人や、サヴァン症候群と呼ばれる信じがたい 特殊能力を持つ人々を紹介しながら、人の能力を生み出す脳や遺伝子の働き、教育の影響について お話しします。もしかすると、あなたも天才になれるかもしれませんよ。

講師 具志堅 伸隆

 

4 対人関係の心理・社会心理

(1) 職場と家庭の人間関係 ~あと一歩を踏み出すために~
人間は自己実現を目指す動物だと言われます。自己実現とは、個人が自己の内に潜在している可能性を最大限に開発してそれを現実のものにして生きること。しかしながら家庭においても職場においても、家族や同僚からのプレッシャーに押しつぶされ、何もかもがうまく行かないと感じてい る人は意外と多いものです。この講義では、どのようにすれば人間関係の摩擦が少なくなり、自己の理想とする生き方を追求することができるかについて考えてみたいと思います。もちろん、パー フェクトな方法があるわけではありません。これまでに明らかにされた心理学の知見を散りばめながら、皆さんとご一緒にそれぞれの方法を考えてみようというのがこの講義の目的です。

講師 古満 伊里

(2)人間関係づくり入門 ~コミュニケーション能力の向上をめざして~
「素直な気持ち、これが人間関係の基本」「愛があればおのずと相手に優しくなれる」「思いやり の気持ちがあれば人間関係はうまくゆく」等々、何と魅力的で美しい言葉でしょう。残念ながらこ れらはテレビドラマの中の幻想であり、「優しさ・愛情・不快な思い・悲しみは思っているだけでは 伝わらない」のが現実です。相手の顔が見えない携帯電話やメールでのコミュニケーションは、私 たちの「思い」の伝達をさらに難しくしています。では、いったいどのように表現すれば自分の思 いが正確に相手に伝わるのでしょう。本講義では、まず相手の話を聴くことの重要性から説き起こ し、自己主張的表現(というと少々わがままな印象を持ちますが)の重要性、さらにはそのためのポイントを解説します。

講師 古満 伊里

(3)対人関係はコミュニケーションで変える,変えられる
たかが対人関係、されど対人関係。対人関係の悩みはいろいろですが、1)自分の望む対人関係が実現できない、2)自分の望まない対人関係に関わらなければならない、という 2 種類に大別されると言われています。対人コミュニケーションの成り立ちを詳しく見ていくと、思いこみや考え 方が対人関係に大きく影響していることがわかります。この授業を通して、よりよい対人関係を築くための手がかりをぜひつかんでください。

講師 桾本 知子

(4)対人感情は automatic
宇多田ヒカルが"automatic"で歌っているように、相手に対する好き嫌いの感情は、意識されることなく、自動的にあるいは無意識的に湧き起こります。相手に対する感情が「好き」であっても「嫌い」であっても、それには社会への適応を促進するという働きがあります。また、好きとい う恋愛感情には、抑えるほどにあふれ出すというリバウンド効果が見られます。このような対人感情の機能や効果を心理学的にわかりやすく説明します。

講師 桾本 知子

(5)なぜ男性と女性では対人関係の取り方が違うの?
いつも 4・5 名のグループで行動する男子、いつも一緒にトイレに行く女子二人組に見られるように、男女の違いは対人関係の取り方にもあらわれるようです。なぜ対人関係の取り方に性による違いが生じるのでしょうか。このような違いは日本人だけに見られるのでしょうか。この疑問につ いて「文化的自己観」をキーワードにして、具体的にわかりやすく解説します。

講師 桾本 知子

(6)恋愛心理学 ~人生いろいろ,恋愛もいろいろ~
恋愛にも、人柄と同じように、人それぞれ個性があります。相性のいい相手、相性の悪い相手がいるものです。この授業では、科学的な心理学研究が明らかにした6つの恋愛タイプを紹介し、それを調べる心理テストを実体験してもらいます。それを授業の中で分析することによって、自分の 恋愛を科学的な視点から見つめ、長所や短所を理解し、良い恋愛をするにはどうすればよいのか、自分と相性がいいのはどのような相手なのかについて考えてもらいます。

講師 具志堅 伸隆

(7)マインド・リーディング ~『共感』する心~
涙を流している人を見た時、私たちは自然と、直観的に「あ、悲しいのだな」とか「何かに怯えているんだろうか」とか考えますよね。つまりこれは「涙」から「悲しい、怖い」といった目には見えない心の状態を読み取っているのです。私たちにとって当たり前すぎるほどに当たり前なこの 能力。実は非常に複雑なものであり、人間が長い進化の歴史で身につけた、生きていくのに不可欠な心の働きなのです。これがあるからこそ、私たちは他者に『共感』し、様々な感情を覚え、人間 関係を構築することができます。この授業では、マインド・リーディングに障害を持つ人々を紹介しながら、この神秘的な心の働きのメカニズムについてお話しします。

講師 具志堅 伸隆

(8)集団心理学 ~人を動かす社会の力~
人は集団で生きる社会的動物です。1人でいるときの心理と、他者がいるときの心理は大きく違ってきます。集団の中にいるとき、人の心はどのように変化するのでしょうか?「朱に交われば赤くなる(人は交わる友達によって、善悪どちらにも感化される)」という諺がありますが、人の善い 側面や悪い側面は、集団の中でどのようにして引き出されるのでしょうか。普段、私たちが知らず知らずのうちに影響を受けている、この『集団心理』のメカニズムについてお話しします。

講師 具志堅 伸隆

 

5 認知の心理

(1)「視る」からわかる心の不思議
私たちが「視る」ためには、目だけでなく、脳が必要となります。目は情報を入力する窓口にすぎず、具体的にものを視ているのは脳なのです。脳がものを視るということを一番よく教えてくれるのが錯視図形です。本講義では、古典的で代表的な錯視図形をはじめとして、だまし絵、色の錯 視、そして最新の錯視図形を紹介します。錯視図形の体験を通して、脳がいかに世界を正しく見せようとしてくれているのかを理解することができます。また、「視る」ためには、ただ外界から情報 を取り込むだでなく、心の構えや態度、記憶が関わっているのかについて知ることができます。

講師 藤原 裕弥

(2)感情と進化 ~なぜ私たちは「感情」をもつのか?~
私たちには、喜怒哀楽などのさまざまな感情が備わっています。私たちは、これらの感情をいったい何のために身につけたのでしょうか?また感情が生じると、心臓がドキドキしたり、手に汗を握ったり、顔が赤くなったりと体にも変化が生じます。この感情とセットになった身体反応はいったい何のために生じているのでしょうか?この講義では、私たちにどのような感情があり、それらがいったいどのような身体的反応を伴うのか、そして何のために身に付いたのかについて進化の観 点からお話をします。講義を通して、感情が進化の過程で、野生環境に適応していこうとするために備わった合理的機能であることが明らかになります。

講師 藤原 裕弥

(3) 人はなぜ占いを信じるのか? ~人の心を動かす心理術~
あなたは占いを信じますか?「あたってる!」と思ったことありませんか?占い師はなぜ、人の心がわかるのでしょうか?それは、特別な「話術」や「心理術」を使っているからです。その心理 テクニックを知っておけば、あなたは怪しい人に騙されなくなるでしょう。そして、テクニックを 自分で正しく使えば、初対面の人とすぐになじめるようになったり、友だちと楽しくコミュニケー ションをとったり、自分の魅力や実力を周りの人にわかってもらうことができるようになるでしょ う。この授業では、その方法をお教えします。

講師 具志堅 伸隆

 

6 性格の心理

(1)自分の性格を知る方法
「自分はいったいどんな人間なのか」。あなたは、これまでいろいろな方法で自分の性格を知ろうと試みてきたのではないでしょうか。ちまたのいい加減な血液型性格判定などを信じていませんか?ここでは人の性格について、正確な知識を身につけましょう。信頼性の高い方法によって、自 分の内面についてきめ細かく分析してみましょう。

講師 具志堅 伸隆

(2)男性の脳・女性の脳
男性と女性は、身体だけでなく、心や行動にも大きな違いがあります。例えばこんな疑問、感じたことありませんか?「どうして、男子は機械いじりに熱中し、危険な冒険をしたがるんだろう。 女子はおしゃべりに夢中になるんだろう?」「男子は殴り合いのケンカ、女子は言い争いをするのは なぜ?」「男子には数学や物理好きが多くて、女子には英語や国語好きが多いのはどうして?」この ような男女の違いはどうして生まれるのでしょうか?最新の心理学研究によって、驚くべき事実が 明らかになってきました。男女の違いは『脳』にその秘密があるのです。この授業では男性と女性 の心や行動の違いを、脳の働きによって解き明かしていきます。あなたの脳が『男性脳』か『女性 脳』かを測るテストも体験できます。

講師 具志堅 伸隆

(3)ポジティブ心理学 ~ポジティブ・シンキングの力~
人には、自分や物事をよい方向に解釈し、「自分はできる!」という自信を持ち、未来を楽観的にとらえる、『ポジティブ・シンキング』という素晴らしい心の働きが備わっています。ポジティブ・ シンキングは、心や身体の健康を守り、困難な課題に挑戦し、成功や幸せをつかみとる力を産み出 します。ポジティブ・シンキングによって、それぞれが生まれながらに備わった「強み」や「美徳」 をさらに伸ばすことで、人は「喜び」や「楽しさ」を感じ、「幸せ」になることができます。この授 業では、ポジティブ・シンキングのための心理テストや心のトレーニング法を紹介しながら、「幸せ」 をつかむ方法について考えます。

講師 具志堅 伸隆

(4)フロー体験って何?
自らの内部からこみ上げてくる喜びや楽しさを追い求めると、人は「フロー」という状態に入ることができる。その時、人は「行為に集中、没頭し、浮き浮きした高揚感を覚え、雑念が消え、時 間感覚が喪失し、自分自身の感覚さえ消失し、周囲との一体感を覚え」ます。スポーツや勉強、仕 事、趣味など、人は『面白い』と思えることになら、なんにでもフロー体験をすることが可能です。 フロー体験から生まれる感動は、人の潜在能力を引き出し、最高のパフォーマンスを発揮させ、そ の人を成長させます。この授業では、この『人を成長させるエネルギー』に科学の力で迫ります。

講師 具志堅 伸隆

 

7 健康の心理

(1)早起きは三文の得 ~体内時計との上手なつきあい方~
私たちの身の回りにあふれる刺激は、私たちを夜型人間へと駆り立てます。受験勉強、インターネット、友だちとの携帯電話によるおしゃべり、夜でも光にあふれるコンビニ等、そのいずれもが 私たちの就寝・起床時刻を遅らせる原因となっています。加えて、私たちの体内時計も自然に放置 していればどんどん遅れてくるという性質を持っています。その結果、勉強の効率は上がらず、精神的にも落ち込みやすくなってしまいます。この講義では、体内時計の働きが私たちの暮らしに及 ぼす影響から説き起こし、夜型人間と朝型人間の作業効率の比較、夜型人間の心理学的問題、さらには朝型人間へと移行するための方法をやさしく解説します。

講師 古満 伊里

(2)よいストレスと悪いストレス
ストレスを抱えている人が多いと言われますが、みなさんは日々の生活でストレスを感じていますか?「ストレス」と聞くと、体と心に悪いものと思いがちですが、ストレスにはよいストレスも あります。よいストレスが適度にあり、悪いストレスが少なければ、笑顔の毎日を過ごすことがで きそうです。そのために、ストレスがどのように起きるかを科学的に理解し、自分でストレスをマネジメントする方法を見つけていきましょう。

講師 桾本 知子

(3)心身の健康と性格
タイプ A、タイプ C は、それぞれ心臓病、ガンという病気と関連した性格です。ではタイプ B はないの?もちろんありますよ。タイプ B はタイプ A とは逆に心臓病になりにくい性格のことです。 また、うつ病になりやすい性格もありますが、これはタイプ D ではありません。このように特定の 病気と密接な関わりをもつ性格があります。心身の健康問題と性格との関係を心理学的に紐解きながら、予防方法を紹介していきます。

講師 桾本 知子

 

8 犯罪・防犯の心理

(1)犯罪をあばく科学 ~ウソ発見の世界~
日本では年間約 5,000 名の犯罪被疑者が一般に「ウソ発見器」と呼ばれるポリグラフ検査の対象となっています。この検査は各都道府県警の科学捜査研究所において実施されていますが、一般に その内容はあまり知られていません。犯罪者のウソを見破ろうとする技術は古代より様々な工夫が なされてきましたが、現代のポリグラフ検査技術には多分に心理学知見が応用されています。実際、 科学捜査研究所で検査に従事する研究員は、そのほとんどが大学で心理学を学んだ人たちです。本 講義では、ウソ発見の方法を古代から現代へとたどり、また最近の日本とアメリカの検査方法の違 いを対照しながら、日米の犯罪環境・文化の相違を論じます。

講師 古満 伊里

(2)防犯における地域の役割 ~犯罪のないまちづくりのために~
最近、街路灯が、従来の白色灯や橙灯から青色灯に変化してきているのにお気づきでしょうか。いったいこれにはどのような意味があるのでしょう。また小学校の登下校時には、地域の大人たち が子どもたちを見守るための「見守り隊」を組織して活動される地域が多くなっています。はたし てこのような活動で子どもたちを守りきれるのでしょうか。もちろん完全とは言い切れないものの、 答は YES です。本講義では、戦後から現在に至る日本の犯罪動向を概観し、環境犯罪学の観点か ら防犯における地域の役割を指摘します。また子どもたちへの防犯教育を行う際のポイントも示し ます。本講義が安全な地域環境の形成に少しでもお役に立てれば幸いです。

講師 古満 伊里

 

9 キャリア心理学

(1)キャリアデザイン ~自分さがし・仕事さがしの心理学~
「将来、何になりたいの?」と聞かれて、困ったことはありませんか?「自分に、どんな仕事が向いているかわからない」「ホントにやりたいことって何?」「そもそも何で働かなきゃいけないの」 「どんな進路を選べばいいのかわからない・・・」そんな思いを持っている人も多いと思います。そん な皆さんのために、将来、『適職』に就いて『幸せ』を手に入れるためのヒントを紹介します。大切 なのは、『自分を顧みる』ことです。まずは、自分に欠けている部分ではなく、自分の才能やスキル、 長所に目を向けましょう。そうすることによって、自分自身の良さを認識でき、適職が少しずつ見 えてくるようになるはずです。

講師 具志堅 伸隆

 

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子ども発達コース

(1)これから「保育者」をめざすあなたに ~保育内容について~
年齢の低い乳幼児の教育は、ただ「教育」だけではなく、「養護しながら、保護しながら教育する」ことが求められます。そのため「乳幼児教育」のことを「保育」と言い、乳幼児を教育する先生(保 育所の保育士・幼稚園教諭)のことを「保育者」と言います。子どもたちは、保育所や幼稚園とい う保育施設の中で、先生や友達と遊び活動し、生活する中でいろいろなことを経験し学び身につけ、 発達していきます。そうした多様な経験活動には健康・人間関係・環境・言葉・表現といった「保育内容」の 5 領域が総合的に含まれています。子どもたちが取り組む活動や活動の中で得られる多 様な経験のすべてが「保育内容」です。本講義では「保育者」になるための「保育内容」とその指 導法について、わかりやすく説明します。

講師 村田 陽子

(2)保育者の仕事と保育現場 ~保育者になるために~
みなさんは、幼稚園と保育園の違いを知っていますか?また,幼稚園と保育園の先生では、資格も違うことを知っていますか?どちらの先生も同じように、毎日子どもたちと遊べて、楽しそうな仕事だなというイメージがありませんか?実は「幼稚園」は文部科学省管轄の学校教育機関、「保育 園」は厚生労働省管轄の児童福祉施設という大きな違いがあります。そのため、幼稚園の先生も保育園の先生も「子どもを保育する」専門家ですが、それぞれの資格を得るために学ぶ内容が異なっ ています。本講義では幼稚園・保育園の先生の仕事や、そこで生活する子どもたちの姿を紹介しな がら、「保育」の仕事に関わる楽しさ・おもしろさ、そして大変さをお伝えしたいと思います。

講師 松井 尚子

(3)小学校教員 37 年間の歩みから考えること
37 年間の小学校教員生活の中で、公立小学校をはじめ大学附属学校・海外日本人学校・教育行政機関等、教育実践の最前線で多くの子どもや教師・保護者との関わりを持ってきました。また、教 員養成機関や採用・研修機関で「教員の資質・能力向上」についてどうあればよいか考え、実践し てきました。このような体験を踏まえながら、「子どものよさとは」、「教師としてのやりがいと は」、「教師をめざすために大切なこととは」などについて、具体的にお話ししたいと思います。

講師 山根 和夫

(4)教育心理学とは ~小学校教員になるために~
小学校教員になるためには必ず学ばなければならない科目がいくつかあります。そのうちの一つが教育心理学です。この出前授業では、子どもの思考発達の過程を心理学的観点から具体的に説明します。子どもらしい考え方に触れたときなど、大人になった私たちの立場から見ると、子どもっ て不思議だなと思えることがいっぱいありますが、その不思議さにもしっかりした理由があるのです。小学校教員になるには、こんなことについても勉強するのです。

講師 熊谷 信順

(5)教員志望者のための教育学
教育については、誰もが生徒や学生として教育を受けてきた経験があるので、自分の経験を踏まえて見識を述べやすいものです。そのため、わざわざ大学で教育学を学ぶ必要はなく、教育学を学ばなくても教員がつとまると考えている人もいるようです。しかし、このように考えている人たち は教育学の本当の面白さや重要性を十分に理解できているとはいえません。そこで、本講義では「そ もそも教育学とはなにか」「なぜ教員志望者は大学で教育学を学ぶのか」について考えてみたいと思 います。

講師 藤本 駿

(6)人はなぜ誤った信念を持ってしまうのか ~おちいりやすい思考判断の癖~
日常生活の中で、私たちは常に論理的で根拠のある考え方をしているわけではありません。見た 目の特徴に引きずられたり、個人的な経験を根拠なく一般化したりして判断したりしていることが 少なくありません。そういうことが積み重なって誤った信念を形成してしまいます。どのような思 考の特徴があるかを知っておくことが,よりよく生きるうえで大切になることでしょう。

講師 熊谷 信順

(7)抽象代数学への誘い
群とかガロア理論、イデアル論といった、いわゆる抽象代数学に興味を持っておられる方々になるべく広く、一般代数で何をどういうふうに考えるのかということを知っていただけたらと考えます。導入部分として小学校の時に習ったツルカメ算を例に、大学の初年度に学ぶ線形代数の単因子 論の一端にふれたいと思います。

講師 日比野 剛士

(8)やさしい中国語会話教室
2008年北京オリンピックを開催し、さらなる発展を続ける中国。それに伴いこれからの日中関係はさらに密接になっていくでしょう。本講義では、中国語の基礎的な発音体系を学びながら、中国語の簡単な会話文を練習していきます。また同時に、漢詩や中国の歌を紹介しながら、中国の文化 や社会について一緒に勉強していきます。今後のみなさんの中国に対する理解の手助けとなれれば 幸いです。

講師 木村 裕章

 

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社会福祉コース

(1)精神保健福祉士の仕事とこころの健康
精神保健福祉士は対人援助職です。対人援助とはどのような仕事であるのか、そして、精神保健福祉士が主な対象とする精神障害者とはどのような人たちであるのかの理解を促します。そして、こころの健康を保つために必要なことってどんなことだろう?ということともに考える時間を出前 したいと思っています。

講師 松川 素子

(2)社会福祉専門職と資格
福祉の仕事にもさまざまな職種や職場があり、必要な資格も異なっています。「福祉の仕事にはどんな仕事があるのか」「どんな職場でどんな資格をもった専門職が働いているのか」等々高校生の疑 問にお答えします。また、本学の人間科学部人間社会学科社会福祉コースで取得できる社会福祉士 や精神保健福祉士の国家試験受験資格や卒業後の進路(就職・進学)についてもわかりやすく説明します。

講師 藤田 美千代

(3)世界の貧困をなくす義務
世界では、いまだ多くの人々が貧困に苦しんでいます。貧困が原因で、3秒に一人、子どもの命 が失われていると言われます。そんな中で、国際援助団体に寄付することもせずに、新しいゲーム 機を買ったり、ぜいたくな食事をとったりすることは本当に許されるのでしょうか。豊かな国に生 きる私たちに、貧しい国の人々を救う倫理的な義務はないのでしょうか。今の私たちの生活を深くふりかえり、よりよい生き方について考えてみます。

講師 柳沢 貴司

(4)環境問題を倫理学的に考える
地球温暖化、森林破壊、生態系破壊、生物種の減少... 世界中で、人間活動に起因すると考えられるさまざまな環境問題が生じています。環境問題を解決するには、自然に対する人間の関わり方 を深く反省してみる必要があります。人間は、自然をどのように理解し、自然とどのように関わっ ていくべきなのか。倫理学的に考えてみます。

講師 柳沢 貴司

(5)動物に対する倫理
現在の私たちの生活は、動物をさまざまな仕方で利用することによって成り立っています。食事のため、薬品や化粧品の検査のため、科学実験のため、私たちは動物を利用し、殺しています。しかし、動物もまた命ある存在であり、虐待され、殺されるときには、痛み、苦しみを感じます。そ のような動物を人間が好き勝手に利用し、殺すということは本当に許されるのでしょうか。動物との関わり方を深くかえりみて、人間のよりよい生き方について考えてみます。

講師 柳沢 貴司

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観光文化コース

(1)自分たちが住んでいる地域を江戸・明治時代の古地図で歩こう
自分たちが住んでいる地域を、江戸・明治時代の古地図上で歩きます。そうして、歩いたルートを現在の地図に復原していきます。江戸や明治時代から地域はどのように変貌したのかを学びます。 また、地図の読図力を育てるとともに、地域の歴史を肌で感じ取っていただき、地理や歴史への興 味を引き出します。

講師 礒永 和貴

(2)第三帝国のユダヤ人政策 ~最近の研究から~
ナチスのユダヤ人政策については、『アンネの日記』の紹介などとともに、高校世界史の教科書で
触れられています。しかし「第二次世界大戦中、ナチスはアウシュヴィッツ絶滅収容所などで数 百万人のユダヤ人を虐殺した」とだけ覚えても、第三帝国のユダヤ人政策の実態・具体的経緯やその歴史的背景などにまで踏み込んで考えてみる余裕はありません。ナチズム研究の最前線を紹介し つつ、この事実が現在の私たちに投げかけている意味についても考えていきます。

講師 山本 達夫

(3)人類の700万年史 ~サルからヒトへ、身体と文化の進化~
生物としての「ヒト」は、およそ700万年~600万年前のアフリカで誕生しました。ごく初期の人類は現在のチンパンジーとよく似た動物であったと考えられますが、その後、ヒトは身体、 行動、社会、文化の各面で、固有の進化をとげてきました。進化、系統、適応をキーワードとして、 ヒトの進化の歴史をたどり、我々は何者であるかを考えます。

講師 鵜澤 和宏

(4)「やりたいこと」は「やりたくないことの残りかす」
自分は何がやりたいのかを明確に答えることができる人は少ないでしょう。いわゆる「やりたいこと」を探し出すことは難しいことかもしれません。しかし、方法がないわけではありません。自分が取り組んだことの多くを思い切って捨て去ることで、かえって「やりたいこと」が浮かび上が ってくると思います。何も自ら手を出さぬままに求めるだけでは、決して「やりたいこと」など見 えてこないでしょう。「やってみて捨てる」ことで「やりたいこと」へたどりつく方法について考え ます。

講師 後藤 淳

(5)始まりの始まり
「もっとよく考えなさい」などと周囲から言われたことは誰もが経験したことでしょう。しかし、「何を」「どのように」することが「考える」ということなのでしょうか。また、考えた結果が正し いかどうかについても、何か判定の基準があるのでしょうか。実は「考える」ための前提として「驚 き疑問を持つ」という態度が必要です。これは決して難しいことではありません。「考える」ことを 開始する前にしっかりと「驚き疑問を持つ」ということについて、ぼんやりと「考え」ます。

講師 後藤 淳

(6)アイルランドの妖精
ハリー・ポッターを主人公とするシリーズの小説が大変多くの人達の支持を集めることで、魔法や妖精などに脚光が当たるようになってきています。こういった妖精物語は、主にイギリスやアイルランドの先住民族であるケルト人によって語り継がれたものです。そして特にアイルランドに残 されている妖精物語は、まさに妖精文学の宝庫といってもよいほど変化に富んだすばらしいものです。こういったアイルランドで語り継がれている興味深い妖精の様子を、楽しくわかりやすく紹介 していきます。

講師 門脇 正典

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人間科学部 スポーツ健康学科


(1)野生のイルカとの泳ぎ方
「イルカと泳いでみたい!」と思ったことはありませんか?アクアティック・スポーツの中でも、 野生のイルカと泳ぐことをドルフィン・オーシャン・スイミングといいます。野生のイルカ達は、水族館で見るような愛嬌のある動物ではありません。彼らは厳しい自然環境の中で自由に生活し、 コミュニティを形成しています。しかし、彼らは知的好奇心が旺盛であり、人と一緒に泳いでくれることもあります。そこには利害関係のない感動的な出会いがあります。そんな時にどうやってイ ルカと泳げばいいのか解説していきます。イルカたちとより良い関係を築くことを通して、アクアティック・スポーツや地球環境について考えてみましょう。

講師 加藤 雄一郎

(2)水泳のバイオメカニクス
泳ぐためには、まず水に浮くことが必要になります。ほとんどすべての人は、水に浮くことができます(浮けない人は極稀です)。初心者の方ほど浮くことができるのに「私は浮けない」と思いがちです。なぜ、そう感じてしまうのでしょう?それは水に対する恐怖心から来るものかもしれませ ん。「身体をリラックスすれば浮く」という教えも、あまり根拠がありません。実は、世界で最も古い自然科学の法則である「アルキメデスの定理」の中に、水に浮くための科学的根拠が隠されてい ます。どうすればきれいな姿勢で浮けるのか、どうやって泳げばよいのか、簡単な数値計算を用い ながら解説していきます。

講師 加藤 雄一郎

(3)体育とスポーツの関係について
体育の歴史と日本のスポーツの関係を考えます。体育とスポーツは同じに考えられることが多いのですが、基本的には異なるものであり、よく使われる運動などの言葉とも比較をおこないながら、スポーツの本質に迫ります。生涯スポーツにつながることを目指して、スポーツの適切な理解を深 めるのがこの講義の目的です。スポーツと勝利の考え方についても考察を試みながら、スポーツの 長所、短所の両面からそのあり方を考えます。スポーツに興味がある人向けの講義です。

講師 清水 将

(4)発育発達期の身体活動
発育発達期(こどもから大人になる過程)に行うスポーツや運動がこころや身体に及ぼす影響について、発育発達期のこころとからだの特徴、そして運動によって生じるケガや病気をふまえて説 明します。その上で、いつ、どのような身体活動を行うことが望ましいのか、指導者の視点からの 説明を加えます。

講師 宮原 祐徹

(5)エアロビックで脂肪を燃やそう!
健康・体力づくりのための運動の一つとして、ウォーキング・ジョギング、水泳、自転車、エアロビック等の有酸素性運動があります。本講義で紹介するエアロビックは、運動強度の高いハイイ
ンパクトのステップを少なくし、ローインパクトのステップを中心に構成したものです。初心者でも足・膝・腰への負担が少なく、リズムにのって楽しく汗をかける内容になっています。また,エ
アロビックとゆっくり行なう簡単な筋力トレーニング(スロートレーニング)を組み合わせて、よ り脂肪を燃焼しやすくする方法もご紹介します。

講師 櫛田 芳美

(6)仲間と楽しむ体ほぐしの運動
子どもの心と体をめぐるさまざまな問題が指摘されている昨今、本講義では、ペアやグループで仲間と交流しながらリズミカルな運動等を行ない、体を動かすことの楽しさや心地よさを味わうことを体験します。ペアやグループが固定されることなく誰とでも一緒に活動できるような雰囲気のなかで、自分の身体と対話し、仲間の体や動きに共感する力を育むことを目指します。そのような活動を通して「今・ここ」での自分や仲間の体と心の状態に気づき、調整していけるよう促していきます。

講師 櫛田 芳美

(7)おいでませ!山口国体・山口大会イメージソングダンス
平成 23 年に開催される「おいでませ!山口国体・山口大会」のイメージソング「君の一生けんめいに会いたい」のダンスは、「やまぐちのきらめく海」、「さぁ走りはじめよう」などの歌詞にあわ せた体操の要素とダンスの要素を融合させた内容となっています。このダンスの振り付けを解説し、 動きのポイントを指導します。体育の教材として、また体育やクラブ活動でのウォーミングアップ、 運動会・体育祭でのダンス種目にも活用できます。

講師 櫛田 芳美

(8)コーチング ~人を育てる科学~
近年注目されている言葉に「コーチング」というものがあります。一般的にはスポーツの指導を指すことが多いのですが、必ずしもそれだけを意味するわけではありません。人を育てる科学であるコーチングとはどのような技法であるのか、コーチとはどのような人であるべきかを考えるのが この講義の目的です。「教えること」と「コーチすること」の違いを比較しながら、コーチや監督、 指導者のあるべきすがたを考えます。指導者になりたい人向けの講義です。

講師 清水 将

(9)運動は脳を活性させる?
運動すると気分が爽快になったり、充実したりしたことはありませんか?運動はただ単に筋力や心肺機能を高めるだけではありません。適度な運動は、ストレスを解消し、さらには肯定的な感情をもたすことも明らかにされています。また活動的な子どもほど、学校の成績がよいことを知って いますか?さらに驚くことに脳の神経細胞が増えることもわかってきました。このことは運動による脳の可塑性と血液循環が影響しており、やる気や認知機能を司る前頭前野、前帯状回の神経活動 と関連しています。運動することが如何に脳を活性させるのか、いっしょに考えてみましょう。

講師 加藤 雄一郎

(10)運動を発現させる脳内メカニズム
人の身体運動は、スポーツ動作や日常生活動作にしても、とても巧みで複雑なものです。ボールをドリブルしたり、自転車にのったり、箸をもったり、普段、何気なく行っている動作は、なぜだ
かわからないけど自然と身体が動きますよね?何度も繰り返し練習した動作というのは、無意識で 自動的で、しかも正確だということがポイントになります。身体を動かすためには、脳の働きが重 要で、身体を動かす以前に、すでに脳の中で「どんな動きをするのか」決められているのです。そ の脳内の情報処理過程について、最新の脳科学をもとに考えていきましょう。

講師 加藤 雄一郎

(11)日仏食文化の違いについて
大学ではフランス語を担当していますが、教室では挿話程度で余り話すことのないような、むしろ文化的な話、そうした中でも、肩の凝らないような、日常的にも卑近なフランスの食の体系といえば少々大げさですがや食事におけるフランス人のお酒に対する文化的なスタンス、具体的にはメ ニュの見方やワインのラベル(これを"エチケット"といいますが) の読み方などを、ほんの入り口かも知れませんが紹介したいと思います。

講師 森宗 崇

(12)日本語になったフランス語について
「国際化」とうるさく言われながらも、外国語といえば《英語》を(無意識のうちにも意味してしまうことの多い日本にあって、実は《日本語》自体に様々な国のコトバが雑居していることを思い起こしてもらえればと思います。ここでは「日本語になったフランス語」について具体例をあげ ながら、ああこれも元フランス語なのかと思ってもらえればいいし、英語以外の外国語、アメリカ以外の外国にも少しは目を向ける一助になれば幸いです。

講師 森宗 崇

(13)フランス文学紀行 ~ショパン、ドラクロワ、ボードレール~
フランス文学紀行と題しましたが、文学だけでなく音楽や絵画といった、19 世紀フランスの主にロマン派芸術に対しての、日ごろの研究等で二、三気づいた具体的な事柄を述べたいと思います。 それらをつなぐキーワードはコントラスト(対比)であります。取り上げる芸術家としては、音楽 家ショパン、画家ドラクロワと詩人ボードレールの三人を話題の中心に、エピソードなど交えなが ら、フランス語でいう"フラネ(散策する)"ということになるだろうと思います。

講師 森宗 崇

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医療学部 医療工学科


(1)臨床工学技士について
医療の現場では医療従事者が日々チーム医療を実践し、協力しあいながら患者の治療を行っています。現在、医療従事者には医師や看護師、薬剤師、診療放射線技師などの様々な医療資格がありますが,臨床工学技士についてはあまり多く知られていません。本講義では、臨床工学技士の主な 業務内容を実際の様子などを交えながら解説し、臨床工学技士の現状、院内における臨床工学技士と医療の関わり、役割、社会的使命などについて講義を行います。

講師 鈴木 理功

(2)音楽を工学的にみる
音楽を工学的な見地からみた側面を話します。音楽を表現する音は空気の振動であり、その周波数が重要であるので、音楽を周波数の側面から分析します。つまり、音楽の基本要素である音や音階の周波数構造、音色と周波数構造の関係、和音と周波数構造の関係などについて説明します。そして、音楽を聴くための聴覚の構造などについての工学的な側面を解説します。また、音楽分野のコンピュータ利用例として、コンピュータミュージックについて紹介します。

講師 玉木 明和

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医療学部 医療栄養学科


(1)栄養学は大人のたしなみ
WHO(世界保健機構)では「健康とは、肉体的、精神的、社会的にも調和がとれている状態のことである」と提唱されています。毎日の食事は肉体的、精神的、社会的健康の礎となるといっても過言ではありません。その食事の内容を考えるにあたり、食品に含まれる栄養素「タンパク質、脂 質、炭水化物、ビタミン、ミネラル」を理解し、体内においてどのように構成され、利用されているかを知る必要があります。また生活習慣病が増加する昨今、栄養学を理解し、健康を維持すると 同時に疾病を予防する食事を一緒に考えましょう。

講師 平林 眞弓

(2)思春期の健康と食生活
思春期は、肉体的、精神的な成熟がみられる時期であり、エネルギ-や栄養素の必要な量は増加し、男女差もでてきます。異性に対する強い関心が出てくるのもこの時期で、外見を気にする傾向も出てきます。生活面では、受験勉強などにより夜遅くまで起きていることで、食事の習慣や生活 のリズムが乱れやすい状況にあります。進学や就職など将来の自立のための準備で、ゆとりのないストレスに充ちた環境に囲まれています。このような状況下にある思春期の食生活上の問題として、 偏食、欠食、貧血、摂食障害(拒食症と過食症)、誤ったダイエット、肥満、やせなどがあげられま す。思春期は心身の健全な発育・発達をとげ、生涯にわたる健康づくりの基盤をつくるうえで最も 大切な時期にあたります。思春期の健康と食生活について考えてみましょう。

講師 林 辰美

(3)食と健康を化学の言葉で学ぼう
最近よく「医食同源」「薬食同源」「機能性食品」と言った言葉を耳にします。学問の進歩に伴い、我々の健康と食の関係(医薬)も分子のレベル(化学の言葉)で解明され、語られる様ようになりました。本講義では、これらの関係をよりやさしい化学の言葉で学びます。また、食の安全・安心 についても考えてみましょう。希望により、アルコールパッチテストを行います。

講師 中野 昭 夫

(4)どっちのダイエットショー
皆さんは、ミラクルフルーツを食べたことがありますか?では、ギムネマ茶はどうですか?これらは、味覚変革物質を含んでおり、食品の味に不思議なことが起こります。これらを試してみていただき、どちらがダイエットに役立つのか考えていただきます。また、これらは、健康維持に役立 つのでしょうか?食の安全・安心についても学んでいきます。
(準備の都合上、受講者数を 50 名までとさせていただきます)

講師 中野 昭夫

(5)飲酒と喫煙について考えてみよう
皆さんの身近に、飲酒をされたり、喫煙をされている方は、おられませんか?飲酒と喫煙は健康 によいのでしょか?飲酒と喫煙について科学(化学)と臨床医学の観点から勉強してみましょう。 大切な方々に長生きしていただくために。

講師 中野 昭夫

(6)どっちのラップショー
皆さんは、ポリエチレン製のラップと、ポリ塩化ビニリデン製のラップが、見ただけでおわかりになりますか。ダイオキシンは発生するのでしょうか?これらのラップを可燃ゴミとして、捨ててもよいのでしょうか?ラップを見分ける方法から、環境について勉強し、地球温暖化や地球にやさしい生き方を考えてみましょう。

講師 中野 昭夫

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デザイン学部 デザイン学科


(1)デッサン教室 ~ドローイングなど現代の美術表現~
鉛筆や木炭などの初歩的な絵画表現から、ドローイングやミクストメディアなど現代の美術表現まで、ものの見方、とらえ方などをふまえて、実技指導を通して作品化していくことを目標にします。モチーフは主に静物を主体に考え、構成や展開などを視野に入れた素材表現やミクストメディ アを使ったモノ、自然物を画材に取り込んでいくことなど、あらゆる表現手段で描くことを体験して、デッサンの基本を身につける授業を行いたいと思います。

講師 川野 裕一郎

(2)クレイアニメをつくる
みなさんは、いろいろなキャラクターに囲まれて毎日を送っていますが、クレイ(粘土)で作られたアニメ・キャラクターにもいろいろなシーンで出会っていると思います。たとえば、『ピングー』 は世界的に有名なクレイアニメのキャラクターです。現在は、デジカメ、SD カード、PC、映像編集 ソフト、三脚、といった道具が簡単に手に入るようになったので、クレイアニメをつくる環境は比 較的手軽に揃います。これを利用して、とりかかり的なクレイアニメ創作をやってみよう。完成度 を高めるために、音楽や音も入れてみよう。

講師 東 義真

(3)イメージキャラクターとパッケージデザイン
身近な商品を中心としたパッケージのデザイン動向と、そこに使用されているイメージキャラクターを比較鑑賞しながら、社会に於けるデザインの役割や意義を再確認します。また、これからの生活にふさわしいイメージキャラクターを、ワークショップ形式で生徒の皆さんに提案してもらいます。

講師 吉光 純也

(4)火の芸術 ~やきものを知る~
日本において、昔から「一焼き、二土、三細工」また「土練り三年、ろくろ十年、焼き一生」と形容されてきたように、やきもの作りにおいて、一番大切であり、もっとも難しいのが、焼き(窯焚)の工程です。本講義では、少しでもやきものについて知ってもらえるよう、幾つかのやきもの を直に見たり、触ったりしてもらい、そのやきものがどんな窯で、どんな焼き方で誕生したのかを解説します。

講師 中村 隆文

(6)彫刻(木彫作品)に触れる
彫刻、特に木彫作品なんて言うと、みなさんはどんなイメージを持っていますか?「木彫りのクマ」「置物」「仏像」・・・イメージからだと、身近なようで身近でない・むずかしそうな印象がある かもしれません。本講義では、彫刻作品に触れ学校内で展示の場所や方法について考えてもらいま す。日頃みなさんが生活している空間にどんな変化がおこるのか、また彫刻に対するイメージがど のように変わるのか体験してみましょう。

講師 川浪 茂

(7)大きな声で言ってみよう! ~英語の発音のルールを学ぶ~
英語の文字と読み方(発音)のルールを学習します。ルールが分かれば誰でも正しく発音できます。正しく読むことができたら、聴解力も上がります。試験の発音問題ももう怖くありません。さあ、大きな声を出して英語を読んでみましょう!

講師 酒井 秀子

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デザイン学部 トータルビューティ学科


(1)印象 私たちは多くの人との関わり合いの中で生きています。決して一人だけでは生きられません。必ず誰かの世話になっているという事です。周りの支えてくれている方々への「感謝」を忘れてはい けません。とは言っても人と会う時に最も大切な事は、第一印象です。いくら綺麗な心の持ち主で あったとしても、初対面で印象が良く無ければ、なかなか打ち解けることは出来ません。外見の大 切さを理解したうえでコミュニケーション能力を高め、自分の夢や目標に向かって頑張りましょう。

講師 日野原 崇

(2)生活の中でアートを楽しむ
生活の中の身近なモノやできごとを題材にして、自由に楽しくアートします。子どもも大人も、そして高齢者の方にも、経験のあるなしに関わらず、心ときめく経験や発見、そして今までとは違った自分探しのお手伝いがすこしでもできればと思います。

講師 櫛田宏治

(3)初級広告デザイン:思いをかたちに
今回のテーマは環境問題。テーマについては、しっかり自分の頭で考え自分自身の感性で取組んでいくことが肝要です。まずは何を、誰に、いつ、どこで、どのように伝えたいのかを決めなくてはなりません。簡単な企画書から始めて葉書サイズの広告のアイデアをまとめていきます。

講師 櫛田宏治

(4)お客について考える
世の中のビジネスは、お客がモノやサービスを買ってくれることによって成り立っています。お客なくして企業は成り立ちません。では、お客ってどんな人たちで、どうして来てくれるのでしょう。 また現代は、お客が以前のようになかなかたくさん来てくれず、一人のお客に何回も来てもら うことが、とても大事になってきているともいわれています。なぜそうなったのでしょう。こうしたことをわかりやすい事例で紹介し、企業はなぜお客を大切にしなくてはいけないかを一緒に考えていきます。

講師 新谷 哲男

(5)優れた会社の秘密
現代の企業社会において、「優れた会社」として繁栄している会社に共通する事項があります。それは、「コンプライアンス経営の実践」です。「コンプライアンス」は、法令等遵守と訳されていますが、簡単に説明すると「してはならないとされていることは厳に慎み、したほうがよいとされて いることは積極的に行うこと」なのです。それは、企業にとって最も大切とされる「信用」や「信頼」を確保するために欠かせないものなのです。企業の不祥事を題材に、会社を維持・発展させていく方法について一緒に勉強しましょう。

講師 藤野 元博

(6)楽しい法学
法?法律?「むずかしそう」「興味なし」そう思っている皆さん、法や法律は皆さんの身近にいつ もあるのですよ。私たちは法や法律と一緒に生活しています。もう少し言えば、法の下で私たちは生きています。法や法律を知ること・学ぶことは、社会で生きていくために欠かせないものだということができます。知らなきゃ損する法や法律を一緒に勉強しませんか。身近な事例を題材にして、 法学を楽しくて分かりやすく勉強していきます。

講師 藤野 元博

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