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客員教授

中澤 晶子

NAKAZAWA Teruko

研究紹介

細菌は進化の過程でそのゲノムを変化させ、生息環境に対応するための遺伝子群を獲得している。ピロリ菌は、胃粘膜に定着して胃炎・胃潰瘍、さらには胃がんの原因となる。本菌について遺伝子レベルでの研究を行い、尿素に向かって泳ぎ、得た尿素を分解してアンモニアを産生して胃酸を中和し、粘膜細胞の表面に結合して感染することを明らかにすることに貢献した。これらの研究は、現在問題となっている薬剤耐性ピロリ菌の除菌に有効な新薬の開発に役立つことが期待される。

研究分野

細菌学(分子生物学、細菌ゲノム)

最終学歴

京都大学大学院医学研究科博士課程、博士(医学)

経歴

京都大学医学部助手、順天堂大学医学部助教授を経て山口大学医学部教授、現在は山口大学名誉教授