建築といえば新しいものをつくる新築を想像するかも知れませんが、これからはストック活用、すなわち既存の建物に手を加えることで生活環境を向上させ、長く使っていくということを考えることが重要であると思っています。建物は様々ありますが、マンションの長寿命化を目指すための課題やその対応策を建築計画・建築生産の立場から研究しています。近年は、超高層マンションの設備改修に関わる課題や、高経年マンションの価値を維持向上していくためには、どのような取り組みが必要か、などを研究テーマとしています。

建築生産、マンションの長寿命化

武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修了、博士（工学）

建設コンサルタントでの勤務、東洋大学理工学部建築学科非常勤講師などを経て、2024 年4 月より現職。2006 年「第23 回住まいのリフォームコンクール」優秀賞受賞。2013 年～一般社団法人マンションリフォーム推進協議会委員、2021 年～一般社団法人日本建築学会マンションマネジメント問題小委員会委員など。