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トータルビューティ学科|残糸をつかった「のこりいとシャツ」完成

トータルビューティ学科は、美や健康を実現するサービスや商品、環境を提供するためのプランニングや企業活動について研究をおこない、学生たちは美容師やネイリストなどの資格取得を中心にファッションや美容を学んでいます。

平松隆円准教授の2年生のゼミでは、サスティナビリティ、フェアトレード、オーガニック、ローカルメイド、ソーシャルプロジェクトなどの観点から、ひとや動物、環境社会にとって「美」とはなにかを考えるEthics of Beauty Project(エシックス・オブ・ビューティ・プロジェクト)に取り組んでいます。

今回、ファッションにサスティナビリティを取り入れようと、下関在住のデザイナーでトータルビューティ学科非常勤講師でもある浜井弘治氏の協力のもと、残糸(ざんし)を使った「のこりいとシャツ」を、2年生の杉本有美さんと山川侑夢さんが企画し、ついに完成しました。

残糸とは、服を製造するときにでる大量生産の端材の残った糸のことです。例えば、タオル工場などでは不良品がでたときのために糸を10%以上多く準備するため、一つの工場だけでも年間でフェイスタオル5万枚分以上の残糸がでるといわれています。

これまで残糸は、在庫として残してしまうと、資産として計上されてしまうため廃棄されることが多く、また再利用されても油仕事専用ですぐに汚れるから何色でもいいという理由から工業用軍手にしか使われてきませんでした。

そんな残糸に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで新しい価値を生み出すアップサイクルでサスティナビリティを実現すべく、杉本有美さんと山川侑夢さんが残糸を使ったTシャツ制作に挑戦しました。

杉本有美さんと山川侑夢さんは、今回のTシャツ制作を通じて、SDGsの17ある国際目標のうち、4つの実現を目指しています。

・ジェンダー平等を実現しよう
・産業と技術革新の基盤を作ろう
・人や国の不平等をなくそう
・つくる責任 つかう責任

「ジェンダー平等を実現しよう」に対しては、ジェンダーフリーなデザインのTシャツによって、ジェンダーを意識せず自由にファッションを楽しめる社会の実現を目指しています。

「産業と技術革新の基盤を作ろう」に対しては、紡績工場などであまってしまって、廃棄される運命にあった残糸を有効に活用するプラットフォームの実現を目指しています。「人や国の不平等をなくそう」に対しては、残糸が廃棄されるのだろうと、これまで安く買われていた状況を見直し、流通過程における正しい価格で購入し、製糸業者が不当に扱われる状況改善の実現を目指しています。「つくる責任 つかう責任」に対しては、流行に左右されず、長く使えるデザインと品質の製品を提供し、持続可能な消費形態の実現を目指しています。

今回、杉本有美さんと山川侑夢さんが企画した「のこりいとシャツ」は、トータルビューティ学科の学生たちが今年度開催されるオープンキャンパスなどで着用し、残糸によるアイテムを純粋に気に入ってもらえるファッションを高校生たちにアピールし、一人でも多くの若者がSDGsの目標達成に向けて行動することを考えるきっかけ作りにしたいとのこと。

また、枚数限定ですが、Ethics of Beauty Projectが運営するECサイトで、一般販売もおこなう予定です。

詳しくは、こちらのリンク先をご覧ください。