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下関市立勝山小学校で心肺蘇生法の講習会を開催しました
5月31日(水)、下関市立勝山小学校で医療工学科救急救命コースの河原義昌講師と学生8名が、下関市立勝山小学校の教職員36名を対象とした心肺蘇生法の講習会を開催しました。
まもなく始まるプールの授業に伴って不測の事態に備えるため企画され、心肺蘇生法講習会では実績のある東亜大学にお声がかかりました。
参加された教職員の方々は8グループに分かれて、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDの取り扱いについて熱心に取り組んでおられました。また、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐために使用されるエピペンについても説明をしました。
なお、この小学校の教頭先生からお話を伺ったところ、平成20年に下関市立江浦小学校に勤務されていたときに、受け持ちの児童がプールの授業時間に心肺停止になったそうです。11分後の救急車到着までの間、他の教諭と協力して心肺蘇生法を実施し、救急隊に引き渡した後に心拍及び呼吸が再開し、退院後は後遺症もなかったそうです。心肺蘇生法がいかに大切かを十分に理解されています。
この事故を契機に、市内の小中学校にAEDが設置されました。