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人間科学専攻 授業科目名/講義内容

授業科目名

■人間学分野 : 人間存在基礎研究、現代倫理学研究、心理学特論

■東アジア文化研究分野 : 文化人類学、東アジア文明史論、現代国際経済論、経済学特論、国際協力論、日本語教育特論

■健康・スポーツ科学分野 : 運動処方論、スポーツ心理学、スポーツ生理学、体育科教育学、精神保健

 

講義内容

人間存在基礎研究


哲学、倫理学、文学という人間固有の価値分野を視界に入れ、人間の生の営みや死への取り組みについて、具体的に研究する。古典や言語を研究しながら、人間とは何かを問いつづける。

現代倫理学研究


メディアで報じられる社会問題の多くは、その核心部分に、倫理的対立を孕んでいる。現代社会が抱える様々な問題を解決するために、倫理学に担わされた課題は少なくない。本講義では、現代倫理学の代表的な学説――功利主義、義務論、権利論、徳倫理学等――を紹介するとともに、生命倫理、環境倫理の領域から、実践的な問題を取り上げ、人間社会の望ましいあり方について考えていく。

心理学特論


人は誰でも素朴な心理学者である。つまり私たち人間は、自分自身や他人、あるいはそれら相互の人間関係についての過去の経験を知識として保有しつつ、未知の人間関係をその知識に基づきながら推論することで対人関係を維持している。科学的心理学はそのような営みをさらに洗練・組織化することによって普遍的な「こころの法則」の定立を試みる。本講義ではいわゆる心理学で用いられる研究手法を解説し、人間理解の一助としたい。

文化人類学


東アジア、東南アジア、北東アジア地域の文化に関して文化人類学的研究成果に基づいて言語、植民地歴史、映像、文化交流、文化摩擦、シャーマニズム、異文化コミュニケーションなどを分析する。本講義では言語人類学、植民地文化論、日本植民地研究、映像人類学、博物館、文化の交流と摩擦や衝突、比較文化論、宗教人類学の研究を紹介しながら問題意識を持って現地調査と分析する方法を模索する。

東アジア文明史論


東アジア世界は、海を介した対外交渉と内的発展とが相関する独自の歴史的生成をなしてきた。本授業では、史学・考古学・比較文化学の方法論に基づき、フィールド調査や地理情報システムを活用する総合的研究を紹介し、中国大陸・朝鮮半島・日本列島を中心とする東アジア地域の独特な文明様相と豊かな歴史像を実証的に探求する。

現代国際経済論


第2次大戦が終了してほぼ70有余年の歳月が流れた。この間、アジア経済は著しく発展したが、1990年前後の冷戦の終結を境に発展の様子は大きく変化する。冷戦期は資本主義陣営と社会主義陣営は激しく対立したが、ポスト冷戦期は両陣営の対立は影を潜め、中国、ASEAN、インドの台頭が顕著になった。すなわち、中国は改革開放に転じて高成長を持続させ、ASEANは経済統合とCLMVの加盟で存在感を増し、そしてインドは自由化政策を採用して成長軌道に乗った。いまやアジアは日本に中国、ASEAN、インドを加え、四極構造が鮮明になっている。冷戦時代と明確に相違するのは、イデオロギーの退潮を受けこれら四極が対立ではなく統合に向けて動いているところである。

経済学特論


複雑な経済現象を経済学はどのように理解しようとしているのだろうか。本講義では、マクロ経済学の基礎を確立したケインズの見解を取り上げ、ケインズ理論の形成過程、ケインズ理論の内容と主要論点、ケインズ理論に対する批判と反批判について解説する。また、以上の検討を通じて、経済学の将来展望について考察する。

国際協力論


近年グローバル化が進む世界の中で、アジア地域には貧困・開発・発展、経済的格差など対応すべき課題が山積している。本講義のテーマは、そのようなアジア地域における貧困削減のための国際協力、開発援助のありようである。国際社会の大きな課題の一つ、「貧困」に立ち向かうために行われている開発援助や国際協力は、どのような動機や意図をもって行われ、どのような効果をもたらしてきたかを検討する。経済開発、社会開発、NGO、ジェンダー、教育開発、その評価手法など個別の課題についても考えていく。

日本語教育特論


異なる言語、異なる文化を持つ者を対象とする日本語教育は、日本語学、言語学、心理学、社会学、文化人類学等の広範な学問分野の知見を基盤に、それらを教育学の見地から統合する研究分野である。また、それは実践の学であり、生身の人間とその人間がつくりだす「ことば」を中心とした人間の教育である。講義では、日本語教育の基盤諸分野について検討していくとともに人間教育としての日本語教育について探究していく。

運動処方論


健康の維持増進には運動習慣を継続することが重要である。健康に役立つ至適な運動を実践するためには各個人の健康状態や体力に合った運動でなければならない。その運動のためには個人の身体的情報をもとに目的に合った運動プログラムを作成して提供することが必要であり、これを運動処方という。運動処方の基本は運動の種目、強さ、時間、頻度などが挙げられ、これらの点を中心に健康づくりと運動の関係について講義を展開する。

スポーツ心理学


スポーツ心理学はスポーツを心理学的方法によって研究する応用科学である。スポーツ(organized play)は、幼児の遊び(free play)にはじまり、体育の授業、競技力向上、健康体力づくりと人の生涯にわたって行われる。本講義では体育授業との関連で態度変容理論、動機づけ理論、運動学習モデルとメンタルプラクティス、競技力向上との関連で各種メンタルマネジメントの理論と方法、健康体力づくりとの関連で行動介入理論について講義する。

スポーツ生理学


人は様々な理由でスポーツを行っている。それは競技力向上や健康・体力づくり、あるいは文化的な人間生活のためであったりする。どのようなスポーツを行うとしても、スポーツ活動で生じる身体の変化を正確に理解しなければ、目的に応じた効果を得ることは難しい。したがって、本講義ではスポーツ活動(運動)中に生じる身体の変化と、定期的なスポーツ活動(トレーニング)によって生じる身体の変化について考え、その仕組みについて考察を行う。

体育科教育学


体育科教育学は体育学(スポーツ科学)と一般教育学(教授学)との関係の中で成立する一つの専門分科学であるといわれる。これを基盤として体育の目標と内容、授業づくりや教材づくりの留意点、教師行動のポイントや指導技術、評価の観点などについて理論と実践を交えながら解説する。すぐれた授業実践を研究し学ぶべき点、応用するべき視点について考察し、「体育科は何を教える教科なのか?」というテーマについて議論する。

精神保健


「健康な精神は健康な身体に宿る」は本当だろうか?栄養状態や医学の発達等で現代人は基本的な身体の健康は勝ち得たように見える。しかし精神面では絶えざる不全感に悩まされるようになった。不登校や摂食障害、中高年の自殺の増加などかつては考えられなかったことが社会現象化して久しい。現代人は身体と共に自身の精神衛生にも注意と責任を払わなければならなくなった。講座ではこれらの問題を臨床心理学の知見を中心に現象ごとや現れるフィールド、ライフサイクルの観点などから説明していく。

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