救急救命コース

災害現場など緊急時での救急救命のエキスパートとして、
迅速かつ的確な判断力と行動力、深い専門知識を身につける。

災害現場などでの救急救命活動では、迅速で的確な判断が要求されます。医療人としての豊かな人間性と必要な専門知識、高い実践能力を身につけます。救急救命コースでは、そのために現場経験豊かな救急救命士による臨地実習の実技指導を行っており、学内・学外実習を段階的に行うことで即戦力を身につけていきます。また、米国実習を行い、救急の最前線について学びます。
- 卒業と同時に救急救命士国家試験の受験資格が取得できます。本コース開設以来、128名が救急救命士の免許を取得し、全国の消防本部・消防局などで活躍しています。
- 消防官、警察官、自衛官などを目指す人のための「公務員特別講座」を開催しています。
救急救命コースの特徴
- 病院前救護のスペシャリスト、救急救命士(国家試験受験資格)を目指します。
- 西日本の四年制大学で唯一、救急救命士の国家試験受験資格が取得可能です。
- 専門職救命士また医療従事者として必要な知識・技術を4年間、時間をかけて学びます。
- 専門学校では不可能な公務員上級職試験を受験することができます。(静岡市、高知市に実績)
- 国家試験対策だけでなく、公務員試験対策も1年次から充実しています。
- 西日本一といわれるほど実習室や実習機材、視聴覚機材が充実し、臨場感のある実習を受けることができます。
- 下関海峡マラソンや命の連鎖などのボランティア活動に参加することができ、視野を広げることができます。
カリキュラム

授業クローズアップ

救急医学(准教授:藤田 雅範)
突然の事故、最悪な状況下での心肺機能の停止、その時何をすべきかの判断と処置の出来る知識と技術を学びます。救急現場での経験を伝えることによって、柔軟性を持った医療従事者「救急救命士」を育てます。

蘇生学(准教授:西園 与之)
救急医療は、いつでもどこででも発生します。これまでそれほど関心を持ってこなかった事を、救急救命士を目指しながら基本となる生命を見つめ、有限の時間の事故現場に何が大切なのか自覚を促し、更に発展させられるような人材を育む授業を展開します。

救急救命学通論(准教授:中田 敬司)
救急救命士法成立までの経緯や現行法の内容と今後の課題、また消防関連法とともに、実際の救急業務全般について学んでまいります。
ゼミ紹介

中田 敬司 ゼミ
Preventable deathsゼロに挑戦する災害医療とは…
日本は世界でも上位にランクされる災害大国で地震や津波、台風や火山噴火など国民は数多くの災害に見舞われています。しかし同時に災害に対する様々なノウハウも多く蓄積されているのです。特に私は阪神淡路大震災の教訓を踏まえ、効果的な救急・災害医療活動のあり方について国内はもとより国際災害分野も含めて研究をしています。 ゼミ生の卒業論文テーマは救急・災害医療に関するものなら基本的に自由です。またゼミ生の中には視点を海外に向け、海外へのスタディツアーやアメリカパラメディックツアーに参加し積極的に他国の救急・災害医療体制を調査し国内の救急・災害医療の比較検討も行っています。

西園 与之 ゼミ
救急・救命の歴史…そして、未来へ
卒業研究は、将来国家資格取得を目指す学生にとって専門教育という大きな柱に対し、大学の本分と考えます。それは、具体的に問題点の抽出とその解決力につながり、将来の現場においても充分活かされ、また現場からも求められる能力です。救急救命コースでは、法制定から20年を迎える現状で法の一部改正などを基に、これまで「救急救命士の歴史」「搬送方法の現状と課題」「処置拡大に伴う器具の効果実験」などを学生自身が、疑問としテーマに掲げて研究として取り組んできました。
資格・免許
医療系
救急救命士(国家資格)
所定の養成所・学校で必要な知識・技術を修得・卒業した者に対し、救急救命士国家試験の受験資格が認められ、その合格者には救急救命士の国家資格が与えられます。
卒業後の進路
消防署
消防本部・局に就職し、一般的には3人一組で活動する救急隊に所属します。全国には60,000名の救急隊員がいて、その中に「救急救命士」という国家資格を持った隊員は24,000名います。つまり、救急車には必ず1名の救急救命士が乗っているということになります。救急救命士は(1)気道の確保 (2)静脈路確保 (3)薬剤投与の特定行為といわれる医療行為を行うことができます。今後は重症ぜんそく患者への薬剤吸入、糖尿病患者の血糖測定・ブドウ糖投与など、医療の幅がもっと広くなってくる予定です。
病院
消防以外にも救急病院や民間救急会社で働くケースも増えてきています。特に東京や大阪などの都市部においては、年々増え続ける救急要請に対して救急車が不在になるケースが増加し、救急現場に到着する時間が遅くなってしまう現実があります。緊急を要する患者さんに対していち早く現場に駆け、処置ができるよう、救急病院や民間救急会社が医療機関内の緊急手術や緊急入院依頼、自宅からの入院依頼、転院搬送などを受け持ち、救急救命士や看護師を派遣します。



