初等教育コース

教科や道徳、特別活動などの学習指導や生徒指導の質を向上し、児童の生きる力を育成していく方法を学びます。

子どもたちが心身ともに明るくたくましく成長・発達していけるように、それぞれの子どもたちが持っている力をひき出し、伸ばしていく教育者としての能力を身につけます。このために小学校の教育体系を理解し適切な教科指導の方法を身につけるだけでなく、生活や遊び、教科を学習する姿を通して子どもの内面を探ります。さらに、子どものさまざまな生活場面での仲間関係や集団活動を通して一人ひとりがどのように社会性を獲得し、成長していくのか学びます。
初等教育コースの特徴
- 早い時期から子どもとふれあう実習を豊富に体験します。
- 経験豊かな教授陣が教科指導に関する教育を行います。
- 音楽、造形、身体活動表現など子どもの感性教育に力を入れます。
- 地域と密接な関係を持つ元小学校教員が保護者や地域社会と連携をはかる力を育てます。
- コースの枠を超えて医学や心理学、倫理学など子どもの発達に関するさまざまな領域を学ぶことができます。
- 子どもたちのかかわりを生み、他人へのやさしさを育てる大切さを学びます。
- さまざまな学習材を使った模擬授業を何度も積極的に行います。
- 中学校教諭一種免許を含む複数免許の取得が可能です。
カリキュラム

授業クローズアップ

生徒指導論(教授:熊谷 信順)
生徒指導は、児童生徒の問題行動に対応するだけが目的ではありません。学校教育は、児童生徒が自己存在の手応えを感じ、他者との共感的な関係を築きつつ主体的に生きる力を育てます。この目的のために、生徒指導は教科指導と並ぶ重要な教育活動なのです。

教職研究I(教授:村上 博)
「教育は人なり」と言われるように、学校では教員の役割が極めて大切です。素晴らしい教員を目指して、教員としての専門性だけなく、豊かな人間性を身につけることができるように学び、高めあっていきます。

特別活動の研究(講師:藤本 駿)
特別活動は、集団活動や体験活動を通して生徒の自主的・実践的態度を育てる教育活動です。この授業では、特別活動に関する基礎理論を学ぶとともに、実践事例などを活用しながら、学校現場で必要な指導力を身につけることを目指します。
ゼミ紹介

福田 達也 ゼミ
「社会」に「法」は必要でしょうか?
我々人間は一人では生きていけませんので、他人と共同して「社会」生活を営んでいます。しかし、その「社会」に「法」は本当に必要なのでしょうか。ゼミでは、このような大きな問題意識をもったうえで、実際に「社会」の中で適用されている「法」について研究します。例えば、小学校における教育(初等教育)についても、我が国の最高法規とされる日本国憲法においてその基本が示され、教育基本法や学校教育法等の法律によってシステムが具体化されています。また、「社会科」という科目の内容も、法制度によって成立している社会(国会、内閣、裁判所等)について学習するものであり、こう見るとやはり「社会」に「法」は必要なのかもしれません。私は、ゼミ生には広い意味で小学校教育(初等教育)や「法」に関係する卒業論文のテーマについての研究を進めるよう指導します。また、卒業後の進路設定に備えながら一人の人間として成長して欲しいと考えており、楽しく厳しく一緒に頑張っていきましょう。

日比野 剛士 ゼミ
「数学的な考え方や態度」を身につけよう
いくら授業を聴いても、数学的に考えることができるようになるわけではありません。実際に考え、何度も失敗しながら、先生の助言も聴いて、少しずつくせを直し、それによって次第にまともに数学的に考えられるようになるのです。その際、「先生のまねをする」ことがたいへん役に立ちます。良い数学的な考え方を何度も何度も見、そのまねを何度も何度もしていくうちに、だんだんと身についていくものなのです。算数教育において、もっとも大切なことは、教師自身がよい見本を提供できる師であるということです。それに劣らず大切なことは、数学的な思考をはたらかす「良い問題」をつくる努力を行っているということです。私自身、学生に対してそのような存在でありたいと考えています。
資格・免許
小学校教諭一種免許
6歳から12歳までの小学校教育に携わる資格です。教科や道徳、特別活動などの学習指導や生徒指導を通して子どもの心を育て、質の高い学力を定着させ、生きる力を育成していく大事な役割を担っています。
保育士資格
保育士は、保育所・福祉施設などで乳幼児から18歳までの子どもを対象にして健全な心身の成長・発達を支え援助する福祉に携わる大切な仕事です。また、地域社会における子育て支援に関する相談に応じ、適切な助言を行うなどの社会的な役割を担っています。
幼稚園教諭一種免許
3歳から小学校就学前の幼児の教育に携わる仕事です。生活や遊びを通して生活習慣や社会性、生きる力の基礎となる心情・意欲・態度を育て、心身の調和のとれた成長・発達を促し、人間形成の基礎を培っていく大事な役割を担っています。
中学校教諭一種免許
12歳から15歳までの中学校教育に携わる資格です。中学校では専門科目になってきます。初等教育コースでは保健体育・美術の教科のいずれか一つを選び、他学科の履修科目の単位を取得すれば免許を取得できます。
Message from Teacher
子どもや先生に学びながら、より良い教師をめざす!
教授 山根 和夫 やまね・かずお
【経歴】県内国公立小学校で37年間勤務、その間、県市教育行政機関勤務10年間、以後(財)山口県教育会勤務、 宇部フロンティア大学非常勤講師を経て現職。
【専門分野】学習指導論、国語科学習指導
【主な担当科目】初等教育入門、教職研究I・II、教職実習全般
子どもは皆、「勉強がわかるから学校が楽しい!」、「わかりやすく教えてくれる先生が大好き!」と思っています。大学生も同じだと思います。これから教師を目指そうとしている皆さんと一緒に、「わかる講義・楽しい授業」を共に創っていきましょう。そのためには、少人数のよさを生かしながら、話し合ったり協議したりしながら、子どもの目線に立ったりこころを推察したりすることが大切です。一年次から学校現場を見学・参観し、子どもたちや指導に当たっておられる先生方の生の姿から学び取りながら、教師になるための専門性や人間性を培っていきたいと考えています。
卒業後の進路
小学校教員
小学校教諭一種免許を取得し、小学校教員を目指します。
教育関連企業・福祉関連企業
さまざまな教育関係機関、福祉サービス分野の企業等への進路を志望できます。


